スポーツ科学アドバイザーの土屋です。
今回のテーマは「食事と疾病」です。
みなさんは、ラウンド時の食事、どのようにチョイスしていますか?
私は、開始2ホールくらいから「今日のご飯は何にしようか」と考えてゴルフどころではありません。
さて、中年を過ぎると様々な所に“ガタ”がきますよね。
腰、肩、膝が痛いのは当たり前。
高血圧上等、糖尿病は大人の印、位の感じで話しておりますよね。
いやいや、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」的な雰囲気ありますが、その中で突然、車に引かれる人だって一人や二人出てくるわけです。
大丈夫ではないのですよ。
食事というものは、その大人の疾病に大きく影響を与えています。
例えば、糖尿病。高血糖状態を避けるためには、糖質を摂りすぎない、運動習慣をつけるということがのぞましい、でもそんなのわかっているという方、多いですよね。
今日はスポーツ医学の観点から。
普段仕事で忙しい、ストレスが多いけれど、ゴルフが好きで休みはラウンドに行きたいという方。
その人に何が起こっているのか。
それは“副腎の疲労”です。
副腎が疲労すると、低血糖が起こりやすくなります。
ラウンドなど、長い時間、血糖を上げることがない場合、低血糖を起こしやすくします。
ここで、アスリートの場合は力が出ない状態をさけるため、糖質を補給させます。
そして、アスリートでないみなさんの場合でも、ラウンド中の低血糖は避けたいのです。
集中力も出ませんし、危ないですよね。
そして、低血糖のままゴルフを進め、お昼にビールとかつ丼などを食べた日には血糖値爆上がりです。
血糖値はゆるやかに上げて、ゆるやかに下げたいです…
どうしたら爆上がりしないのか。
それは、ラウンド前の朝ごはんは軽くてもいいので、食べて血糖値を少しあげておくこと、ラウンドの途中で疲労を感じたら軽い糖質(スポーツ羊羹や小さなおにぎり、ポカリスウェットなど)をとること、ゆっくり食べることが重要になります。
美味しいご飯込みでのラウンド。楽しんでいきたいですね。