「ゴルフと上半身」

コーチブログ
2023/12/22(金)

「ゴルフと上半身」

土屋 未来

お世話になります、先日、新しいユーティリティを購入して調子に乗っている土屋です。さて、いよいよ寒くなってきましたね。

寒くなってくるとダウンを着たり、厚着をして上手く打てないという経験されたことありませんか?自分のミスを上着のせいにしたことありませんか?私はあります。

しかし、あながち嘘でもありません。

まず、身体は全部つながっているということはご存知ですね。

まず、鎖骨を触ってみてください。(首の下の骨)この鎖骨を引き上げているのは首の奥にある斜角筋という筋肉です。ですから、首が凝り過ぎるとこの筋肉が拘縮して鎖骨が上に上がります。

次に上がった鎖骨によって、呼吸に使う筋肉の動きが悪くなります。(横隔膜の動きも鈍くなる)

まず、この呼吸に使う筋肉(肋骨回り)の動きが鈍い時点で、上半身の回転はしにくくなります。いわゆる捻転がしにくい状態です。捻転できないと、手だけで打つしかないですよね。(厚着をして、肋骨まわりの動きにくさは影響を与えます)

そして、横隔膜はお腹の奥にある筋肉、腸腰筋につながっています。横隔膜の動きが鈍れば、腸腰筋も硬くなっていきます。これは大きな問題です。

腸腰筋は内臓の動きにも影響を与える他に、股関節の動きにも関係してくるのです。

股関節が硬いと、脚の動きもスムーズにはいきません。スポーツサイエンスの常識としては、下半身の動きが鈍ければ、上半身も動かないという法則があります。反対もそうです。手を強く握りすぎて走ると足の回転数は落ちて速く走れません。

では、上半身をしっかり回転させてゴルフを上達させるには

1 普段から首をしっかりほぐす

2 しっかり深い呼吸をする(呼吸筋をよく動かす)

3 股関節のストレッチを毎日する

練習も大事ですが、歳と共に身体は変化していきます。身体のケアから長く楽しいゴルフライフを!

来年はどこかでお会いできることを楽しみにしています。