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三井の森軽井沢カントリー倶楽部(長野県)M2 GOLF ACADEMY イベント

実施日記
2026/08/16(日)

三井の森軽井沢カントリー倶楽部(長野県)M2 GOLF ACADEMY イベント

城所 昌光

M2 Golf Academy ― Marius & Masa

軽井沢で「パッティングの本質」を学ぶ一日。

本日は、三井の森軽井沢カントリー倶楽部にて、M2 Golf Academyのパッティングイベントを開催しました。M2とは、「Marius & Masa」。

MariusとMasa、2人の名前の「M」から生まれたGolf Academyです。パッティングを主としたショートゲーム、スコア特化型のアカデミーになります。

今回のイベントでは、単に「パターの打ち方」を学ぶのではなく、なぜ、その動きが必要なのか?というところまで掘り下げました。


なぜ、パターにはロフトがあるのか?

パターにもロフトがあります。では、なぜ転がすためのクラブにロフトが必要なのでしょうか。

ボールはグリーン上で静止しているように見えても、その重さによって芝の中にわずかに沈んでいます。そのボールをスムーズに転がり出させるためには、単純に水平方向へ押すだけではなく、芝との抵抗からボールを適切に解放してあげる必要があります。

ここでMariusから説明されたのが、ニュートンの第三法則(作用・反作用)という物理的な考え方でした。パターがボールに力を加えれば、ボールからパターにも反対方向の力が働きます。

だからこそ、ロフト、インパクト時のフェース、入射角、ボール位置などをバラバラに考えるのではなく、インパクトでボールとパターの間に何が起きているのかを理解することが重要になります。

パターは「低い位置から上へ」

ストロークについても非常に興味深い話がありました。

パターヘッドは低い位置を通過し、そこから上昇していく軌道の中でボールを捉えていく。ただ「アッパーに打とう」とするのではなく、セットアップとストロークによって自然にそのインパクトを作ることが大切です。

そしてフェースの動きについても、ずっとスクエアに固定して動かすのではありません。ストロークの中ではフェースが自然に開閉し、インパクト以降ではトゥ側がヒール側を追い越していくようなリリースが起こります。Mariusからは、Tiger Woodsが右手だけを使ってパターをリリースする練習をしていたという話も紹介されました。右手を完全に殺してしまうのではなく、クラブヘッドをどのように動かし、どのようにリリースしていくのか。パッティングも「固める」のではなく、クラブを自然に動かすことが大切だということです。


セットアップには理由がある

今回あらためて重要性を確認したのが、

Grip(グリップ)
Posture(ポスチャー)
Ball Position(ボールポジション)
Alignment(アライメント)

という4つの基本です。

Mariusからは、プロゴルファーのセットアップでは、アドレス時の背骨に平均約3度の傾きが見られるという話もありました。こうしたわずかなセットアップの違いが、最下点の位置や上昇軌道、ロフト、フェースの動きなどにも関係していきます。だからストロークだけを見て修正するのではなく、まず、そのストロークを生み出しているアドレスを見る。

これも今回の大きな学びでした。


「パターに名前をつけるくらい愛してください」

そしてMariusらしい、とても印象に残った言葉がありました。

「自分のパターに名前をつけるくらい、パターを愛してください。」

ちなみに、Marius自身のパターの名前は、

“Sugar(シュガー)”です。

少しユーモラスな話ですが、実は非常に大切なメッセージだと思います。パターは18ホールの中で何度も手にするクラブです。

道具を理解し、信頼し、愛着を持つ。

「このパターなら入れられる」と思える関係をつくることも、パッティングにおけるConfidence(自信)の一部なのかもしれません。


Consistency creates control.

Mariusが繰り返し伝えていたのが、Consistency(一貫性)です。

完璧なストロークを一度だけ作ることよりも、同じセットアップ、同じ動き、同じインパクトを繰り返せること。

Consistency creates control.
Control creates confidence.

一貫性がコントロールを生み、コントロールが自信につながります。

計測機器も活用しながら、

計測する → 理解する → 練習する → 再び計測する。

自分の感覚と実際に起きていることを結びつけていきました。


プロへのレッスンで大切なのは「考え方を変えること」

そして今回、私自身が特に印象に残ったMariusの話があります。Mariusがこれまで多くのプロゴルファーを指導してきた中で、大切にしてきたのは、単純に技術を変えることだけではありませんでした。

「考え方を変えること。」

すでに高い技術を持っているプロに対して、「ここを何度変えなさい」と教えるだけでは本質的な変化につながらないことがあります。

なぜそうするのか。
何が起きているのか。
何を基準に判断するのか。

ゴルファー自身の考え方や物事の捉え方が変われば、練習の仕方が変わり、最終的にはプレーそのものが変わっていく。これはプロだけではなく、すべてのゴルファーに共通することだと思います。

M2 Golf Academyが目指しているのも、まさにそこです。

答えを一方的に教えるのではなく、

「なぜ?」を理解し、自分で考え、自分自身で成長できるゴルファーを育てる。

Marius & Masa。

世界のゴルフから学び、その知識と経験を日本のゴルファーへ還元していく。

今回の軽井沢でのイベントは、パッティング技術だけではなく、ゴルフをどう学ぶのかという「学び方」そのものを考える一日となりました。

ご参加いただいた皆様、そして開催にご協力いただいた三井の森軽井沢カントリー倶楽部の皆様、斎藤支配人本当にありがとうございました。

そしてMarius、素晴らしい一日をありがとう。

M2 Golf Academy
Marius & Masa

Learn. Understand. Improve.
学び、理解し、成長する。