第89回「日本オープンゴルフ選手権」観戦日記

コーチブログ
2024/10/12(土)

第89回「日本オープンゴルフ選手権」観戦日記

城所 昌光

こんにちは、城所です。本日は、今週木曜日に観戦してきました第89回「日本オープンゴルフ選手権」についてお届けしたいと思います。JGA100周年を記念した大会ということで埼玉県狭山市にあります「東京ゴルフ倶楽部」での開催となります。スタートホールや最終ホールのギャラリースタンドやVIPスタンドを見てもJGA100周年のメモリアル開催としての盛り上がりを大いに感じました。普段、入ることのできない名門コースでの開催ということ、ギル・ハンス氏によるコース改修もあり、とても楽しみに来場しましたが、予想を大きく上回る感動がありました。

「コースについて」

今回は、ナショナルオープン開催ということでコース全長は、7,251ヤードとなり、現在までのスコア速報見ても難コースになっています。原設計は、大谷光明氏になり、2018年にリオオリンピック競技コースを担当したギル・ハンス氏によるコース設計が行われたコースになります。大谷光明氏は、ゴルフ規則やJGA設立にも尽力した方です。私は、大谷光明氏の設計では、静岡県にある川奈ホテルゴルフコース大島コースに定期的に行きます。こちらも大谷光明氏のゴルフエッセンスが詰まっていていつも楽しくプレーしております。年末にもラウンドレッスン開催しますのでお楽しみにしてください。

余談になりましたが、ギル・ハンス氏によるコース設計ですが、私の私見では、バンカーと砲台グリーン、そしてグリーンアンジュレーションが特徴的に感じました。テレビやニュースでは、ナショナルオープンということもあり、ラフの長さがクローズアップされますが、砲台グリーン・グリーンのアンジュレーションも注目ください。あのグリーンをフェアウェイウッド、ユーティリティーやロングアイアンでスピンコントロールして狙えるプロのスキルの高さのに驚きと感動を感じました。

※東京ゴルフ倶楽部のサイトより拝借させていただきました。

「練習環境の素晴らしさ」

300ヤードと広大な長さと広さがある練習場がそこにありました。日本でコースの練習場を見て、初めて感動しました。もちろんアプローチ・バンカー練習場やパッティング練習場など全て備わっています。コースはもちろんですが、練習場だけでも必見の価値があります。本当にメンバー様が羨ましいです。

「こういったコースでゴルファーに求められること」

先ほど前述したコース特徴で「砲台グリーン・グリーンアンジュレーション・バンカー」と挙げましたが、どのように攻略したらいいでしょうか?※ラフは、ナショナルオープンセッティングのためここでは外します。

やはり、ショートゲーム(100Y以内)のスピンコントロールでしょう。3打目や4打目のアプローチショットになります。レベルに関わらずクラブヘッドをしっかりと地面に接地させて、ボールにスピンをかけるショットが求められます。難しいと感じるかもしれませんが、100切りを狙うゴルファーには、必須のスキルです。50Yでもしっかり打てるスキルがあれば、大いに楽しめるでしょう。

ボールを鼻の下に置き、頭・胸・腰の中心点をずらさずにクラブヘッドを落とすスキルは、「ゼロカラゴルフ倶楽部」では、常に会員の皆様に練習していただいております。こういったスキルを確実にできることが求められます。バンカーも手前に最下点を意識すれば、問題ないでしょう。

「週末の見どころ」

私が、観戦しました木曜日は、前日の雨の影響もあり、グリーンでボールが止まりやすい状況でした。週末は、天気もよくグリーンも乾いてきてさらに早くなるのではないでしょうか?

飛距離の出るドライバーショットに目が行きがちになりますが、実際にコースを訪れた時にグリーン、グリーン周りの高低差に驚きもあるでしょう。是非、ご覧ください。出場者のアプローチやバンカーショットもぜひ、観戦して見てください。とにかくお勧めです。

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