さて、土屋のコラムもとうとう次号で最終回となります。もう1年経ちますね。
この1年、何も変わらないゴルフをしている土屋です。ミスの再現性が抜群なのです。
今回のテーマは「呼吸」。脈は自力で止められませんが、呼吸は少しなら自力で止まられますよね。ある意味、「自由が利く奴」です。しかし「今日は、三々七拍子で呼吸していこうかな」なんて人はいないはずで、ほぼ無意識なのです。
“自動”と“手動”を使い分けられるというのが「呼吸」の特徴です。
さあ、ゴルフの時の自分を振り返ってみてください。
これを入れたらバーディーだというパットを打つ前…慎重に行きたいですから、時間をかけますよね。その時に呼吸はどうなっているでしょう。
バーディーが欲しいっ!という興奮状態で、呼吸は浅く速くなっています。
呼吸するには空気の出し入れが必要なのですが、肺には筋肉がありません。ですから、周りの筋肉や骨や横隔膜が動いて空気の出し入れを補助しています。
深い呼吸には横隔膜をいう場所(下の方)を動かしますが、浅い呼吸の時には肋骨のあたりの筋肉は骨を動かしますが一緒に肩も上下します。
大事なパットを打つときに、肩を引っ張られ練習と違うポジションで打とうとするのです。練習の意味なし、です。
先に言いましたが、呼吸は「無意識でもあり意識も出来る」。呼吸を使い分けることで、身体の使い方も上手になりますし、心持ちも変わります。ゴルフだけでなく、人生の中でも使い分けてみてください。
意識する深い呼吸は、想像以上の効果をもたらします。
緊張を解きたい場面、嫌なことがあったとき、気分がすぐれないとき…意識して深呼吸を5回ほどしてみてください。興奮状態から少し解放され、落ち着いた心身に戻せます。
そして大事なのが、その呼吸を深く出来るカラダ。実は、私、吉祥寺でリラックスした身体を造るジムをやっております。ぜひ、ご興味あれば。https://btclab.jp/