「ゴルフと食事」

コーチブログ
2023/11/22(水)

「ゴルフと食事」

土屋 未来

食欲が高まる季節ですね。あ、いつでも食欲は絶好調のスポーツ科学アドバイザーの土屋です。

今回のテーマは「食事」。スコアは伸ばしたい、食事は特に関係ないというゴルファーも多いのかもしれません。

プロだって気にしていない人もいるようです。

以前、ある女子プロゴルファーに相談を受けたことがあります。ツアー初日、2日目はすごくスコアがいいのに、最終日、後半ホールになるととたんにスコアが落ちる、と。皆さんご存知のように、プロは4日間を戦うことが多く、疲労も溜まります。1試合で3キロほど体重が落ちることもある選手もいます。

選手へのアドバイスは

1 試合前日や試合中ドカ食いはしない

2 しかし、エネルギー不足にはなってはいけない

3 朝ごはんは食べる、ラウンド中はエネルギーが切れないように少しずつ糖質を入れる

ということです。その選手は小さなおにぎりを持ち、後半少しずつ食べることを実行して結果を出しました。(バナナやスポーツ羊羹でも可)

中高年の皆様は、ゴルフのスコアと一緒に健康にもよい結果を出したいですよね。例えば、足にマメができやすい人、二重顎、肌のむくみの原因は「炎症」にあることはご存知でしたか?また、多くの病気の原因には炎症が影響していることが多いのです。

この炎症の原因は「食事」が多く関わっています。食べすぎ、飲みすぎが良くないのは「腸の炎症」がいつまでも起き続けることにあります。

「美味しいものをたべるな」とか「質素に暮らせ」といっているわけではありません。一度に多く食べることや、食べた後に動かないなど腸の働きを促すだけで少し変化が起きるということです。アスリートに試合の前日ドカ食いしないことを徹底しているのは、腸の炎症がパフォーマンスを下げるからです。

食事の話しをすると、極端になりがちですが食べ過ぎない、必要な栄養はこまめに摂る、まずはこれだけやってみましょう。